Citizen Fine Device, Hitachi Elgy Data Storage, and Analogix Semiconductor developed an AR/ MR HMD Reference Design
日本発のAR/MRヘッドセットモジュールで、開発の敷居ぐんぐん下げるよ
GIZMODO / 2018年12月26日 14時0分
Image: シチズンファインデバイス株式会社
開発がさらに捗りそう。
HoloLensやMagic Leap OneのようなAR/MRヘッドマウントディスプレイ(HMD)は、これからどんどん拡がっていきます。ですが、メーカーがそれぞれイチから開発するのはかなり大変。
なので、その敷居を下げるために、シチズンファインデバイス、日立エルジーデータストレージ、Analogix Semiconductorの3社が、AR/MR HMD向けモジュールを開発しました。
上の画像がそのモジュールで、パソコンやスマートフォンからUSB Type-Cケーブルを差し込むことで画像が表示できます。演算部分は外部に任せ、ディスプレイ関連の機器を詰め込んだモジュールとなっています。
Image: シチズンファインデバイス株式会社
画像のプロダクトはあくまでもリファレンスデザイン(基礎デザイン)なので、このモジュールをベースに各開発メーカーが独自に拡張して、オリジナルHMDを作り上げることができるのです。
モジュールの映像表示部をシチズンファインデバイスが、光学制御部を日立エルジーデータストレージが、信号処理部をAnalogix Semiconductorが担当。0.24インチの表示エリアに1,280×720ドットのイメージを描き出します。
このHMDモジュールは2019年1月のサンプル出荷が予定されています。なかなか参入ハードルが高いと思われるAR/MRヘッドセットですが、日本発のモジュールによってもっと製品が増えることに期待です。
Source: シチズンファインデバイス株式会社