アナロジックス、タブレットとノートブック向けに電池を長持ちさせる内蔵ディスプレーコンバーターを発売
米カリフォルニア州サンタクララ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- DisplayPortベースの相互接続技術のリーダー企業であるアナロジックス・セミコンダクターは本日、システムプラットフォームのDisplayPort™出力を既存のシングル/デュアルLVDS組み込みスクリーンに変換する省電力ディスプレーコンバーターを発売しました。(表を参照)
DisplayPortバージョン1.1aと組み込み向けDisplayPort(eDP)に準拠した最大リンク速度2.7Gbsのアナロジックス製チップ「ANX1120」と「ANX1121」は、バッテリー使用を最適化したコスト効率の高いインテルのサンディーブリッジ、アイビーブリッジ、その他のCPUプラットフォームの開発を可能にします。
アナロジックスのマーケティング担当副社長のアンドレ・バウアーは、次のように述べています。「タブレットやノートブックのメーカーは、CPUからLVDSというレガシーインターフェースをなくして組み込み型DisplayPortに置き換えることでピン数を減らすという大きな技術的移行期を迎えています。ただし、DisplayPort対応パネルへの移行には2、3年かかることから、バッテリー最適化したアナロジックスのDisplayPort/LVDSコンバーターによって量産上の柔軟性を得ようという市場ニーズが生まれています。」
アナロジックスの高集積化ディスプレーコンバーター「ANX112x」製品シリーズは、共通仕様として、コンテンツ保護のための特殊回路、シームレスなシステム統合を実現する主要パネル制御機能、パネル減光機能、システム全体のバッテリー消費量を低減するための省電力モードを備えています。
ANX1120は、ラップトップ、オールインワン型、産業用組み込みシステムに適しています。ANX1121はタブレットや超軽量ノートブック向けに占有面積を小さくしたほか、内部/外部EEPROM型内蔵MCU、VESA準拠の超低電力DisplayPort1.1aレシーバーと合わせて使用する内蔵オシレーターを搭載しています。内蔵オシレーターの消費電力はHD解像度で100mW前後となっています。両製品の主な機能は以下のとおりです。
ANX1120 | ANX1121 | |||
対象システム | ノートブック、オールインワン型PC | タブレット、超軽量ポータブル機器 | ||
LVDS出力 – シングル/デュアル | シングル/デュアルLVDSチャンネル出力 1ピクセルあたり24/18ビット | シングルLVDSチャンネル出力 1ピクセルあたり18ビット | ||
ピクセルクロック | 最大270 MHz | 最大135 MHz | ||
解像度 | 最大QXGA(2048x1536)、60Hzリフレッシュ | 最大WSXGA+(1680x1050)、60Hzリフレッシュ | ||
パッケージ | 64-QFN | 36-QFN |
ANA112xシリーズ製品は現在、1万個単位で2ドル未満の単価で提供しています。詳細については、sales@analogix.comまでお問い合わせいただくか、www.analogix.comをご覧ください。
アナロジックス・セミコンダクターについて
アナロジックス・セミコンダクターは、スマートフォンなどの携帯機器からハイエンドのグラフィックスカード、タブレット、ノートブックコンピューター、大型の高解像度ディスプレーまで、デジタルマルチメディア市場で利用される相互接続用半導体の設計と製造を行っています。アナロジックスは、スリムポート(SlimPort)製品など、DisplayPort接続向けのエンドツーエンドの半導体ソリューションを提供するリーダー企業です。
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